こんなにあった?!CAD導入のメリットとは


CADはレイヤ分けはとても便利

CADは、描く内容ごとにレイヤを分けて図面を作成していきます。建築物の設計図を作成する場合であれば、寸法線のレイヤや、躯体のレイヤ、設備のレイヤ、そして文字のレイヤなどに分けていきます。各レイヤごとで線の色や太さを設定することができ、レイヤのオンオフも切り替えることができるため、必要なレイヤのみ見えるように設定して図面を出力することができます。つまり、平面図の他に、設備図や電機配線図などの図面も同じデータで作成していくことができる、とても便利な機能が備わっているのです。

また、CADでは、1階や2階、屋根伏図など、各階の図面を一つのデータで重ねて描くことができます。上下のつながりを重ね合わせてチェックすることができるため、ズレがないかなどを確かめやすくなります。図面作成の段階でのミスを防ぎやすいということは、CAD導入の大きなメリットとなるでしょう。

仕事の効率を上げることができる

図面を紙に描いている場合は、その図面を印刷して、クライアントや協力業者に渡さなければなりません。また、図面の修正なども大変な労力を費やしてしまいます。CADの場合は、そのデータを渡せば、簡単にその情報を共有することができます。そのため、CADのデータを送って図面をすぐに確認したり、そのCADデータに必要な情報を追加したりといったことが、簡単にできるようになります。異なる種類のCADを使っている場合でも、互換性のあるデータに変更することで、お互いにやり取りができるようになっているため、仕事の効率をアップすることができるのです。

水道CADとは、上下水道申請の際に提出が必要となる書面のうち、設計・製図を支援するためのソフトのことをいいます。