誰でも陥る危険性がある!うつ病とは何か?
うつ病は脳の病気と言える
うつ病は一般的に心の病という表現をされることも多いですが、厳密に言うと脳の病気です。脳の機能が鈍くなることによって、心身の不調が生じます。骨折などのように見た目に大きな変化をもたらす訳ではないので、時として怠けや気の持ちようなど誤った見方をされることもあります。ただ、それは全くの間違いであると同時にうつ病患者を深く傷つけるので注意が必要です。多くのうつ病患者は怠けているのではなく、立ち上がろうとしているのに立ち上がれないという辛い状況です。
うつ病の原因は実に様々
うつ病の原因は一つに特定することができません。両親の死など強いストレスが原因になることもありますし、継続的なストレスが積み重なってうつ状態になることもあります。環境の変化や季節も一つの原因なので、誰でもうつ病になる危険性はあります。もし気分が優れずに病院に行こうとする場合は、一度生活を見直してみると原因が特定できるかもしれません。一般的に気が弱くて真面目な人ほどうつ病になる危険性は高まります。
どのように治療するか
うつ病は基本的に完治するものではありません。あらゆる不調が消えたとしてもまたうつ状態になってしまうこともあるので、気は抜けません。うつ病は服薬によって対処しますが、とにかく医師の指示に従うことが重要です。勝手に服薬を止めたりすると、また心身の不調に襲われる可能性があります。仕事復帰も慎重になる必要があり、症状が重い時は無理して働かずに休職しなければいけません。
うつ病などの精神に病を負った患者に対して、脳に特殊な光を照射して脳の血流量などを測定する検査のことを光トポグラフィーといいます。